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すまい環境設計株式会社

2025年の家づくり

2025年元日を迎えました。

今年も家づくりに役立つ情報をお伝えしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


今年4月より、改正建築基準法と改正建築物省エネ法が施行されます。

目的は、建築分野の省エネ対策を加速することです。

政府は昨年12月27日に2040年度の温暖化ガスの排出削減目標案を2013年度比73%と発表しました。

現在の進捗状況と現行の2030年度削減目標46%を結んだ直線を延長したものになっています。

これは、規模が大きく創造しづらいのですが、

2025年4月以降、新築する住宅の省エネ性能が義務化されます。

2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みとしては、

【2050年】

 全住宅平均で、ZEH水準(断熱等性能等級5以上)の省エネ性能の確保を目指す

【2030年】

 新築住宅で、ZEH水準(断熱等性能等級5以上)の省エネ性能の確保を目指す

【2025年】

 新築住宅で、断熱等性能等級4以上が義務化

となっています。

断熱等級                                              よこはま健康・省エネ住宅推進コンソーシアムHPより

つまり、2025年4月に義務化される断熱等級4で建ててしまうと、5年後には違法レベルの断熱性能になってしまうのです。

これからの社会は、中古住宅の流通が増えてきます。

30年後、50年後、売却しようと考えた時に、

「新しい買主から選ばれる住宅」

つまり将来にわたって資産価値のある住宅をつくることも大切です。

では、どういう住宅を建てれば良いのでしょうか?


私たちの家づくりの理念は、

「省エネで健康に快適に安心して長く暮らせる家」そして「資産になる家」です。


具体的には、

断熱性能:等級6(UA値0.46以下)

省エネ性能:等級6(BEI 0.8以下)

      ※太陽光発電を含めて、ZEH

気密性能:C値0.5以下

耐震性能:等級3(許容応力度計算による)

耐久性能:劣化対策等級3

     ※シロアリ対策は全構造をホウ酸処理

     ※壁内結露を防ぐ防湿処理

可変性能:将来リノベーションをしやすい構造躯体とする

     ※スケルトン・インフィルを分離する設計

メンテナンス性:将来メンテナンスしにくい部分に高耐久性の部材を使用する

コスト:イニシャルコストだけでなく、ランニングコストを含めたトータルコストで考える

以上の性能は独立しているのではなく、相互に影響を与えあいます。

私たちはこのような性能同士のバランスをとりながら、設計・施工しています。


以下の画像は設計中の室温シミュレーションと構造検討の一部です。

室温(UA0.46 間欠暖房)           1月21日05時 外気温0℃
室温(UA0.46 無暖房)             1月21日05時 外気温0℃
構造 床梁寸法検討
構造 耐力壁量検討

各性能の詳細については、今後のブログに書いていきますので、ぜひご覧ください。


また、ラジオで住まいづくりについてお話しさせていただくことになりましたので、そちらもぜひお聴きください。

FMヨコハマ 畠山美由紀さんの「Travelin'Light」のコーナー、

住まいるサポート presents「 住まいと暮らしの相談室」11:10~11:20 に出演させていただきます。

1月4日(土)、11(土)、18(土)、25(土)の4週間、家づくりで気を付けていただきたいことをお話しします。

↓ 番組HP


聞き逃したときは、1週間ラジコでお聴きいただけます。

↓ ラジコHP


それでは、本年も宜しくお願いいたします。




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