1月1日に発生した最大震度7の能登半島地震から1ケ月が経ちました。
厳しい状況で避難生活をされている方々に心よりお見舞い申し上げます。
1日も早く元の生活を取り戻せることをお祈り申し上げるとともに、私にできることを少しずつでもやっていきます。
昨日、1月31日のNHKニュース記事に能登半島地震の被害でお亡くなりになった方の死因が発表されていました。
30日までに石川県内で災害関連死も含め238人の方が亡くなっており、そのうち警察が検視を行った222人の死因が以下の表です。
建物が倒壊したことが原因の「圧死」が92人(41.4%)で最多です。
この地震の建物の建築時期ごとの被害状況はまだ分かりませんが、熊本地震の被害状況を踏まえると、耐震等級3の住宅にすることで「圧死」は無くせたはずです。
また、「低体温・凍死」の32人は、屋外等で救助を待っている間に寒さで耐力を奪われ亡くなられた方です。
こちらも耐震等級3の住宅であれば、自宅で待機できたので防ぐことができたと思います。
この2つの死因だけで124人(55.8%)になります。
耐震等級3で高断熱の住宅に住んでいたら、124人もの命が助かっていたと思うと残念でなりません。
住宅建築に携わる設計者・施工者がこの事実に気が付いて、一日も早く耐震等級3の住宅を当たり前につくるようになって、地震被害から「圧死」「低体温・凍死」がなくなることを願っています。
これから、住宅を新築される方はぜひ耐震等級3で建築していただきたいです。
中古住宅を購入される方は、耐震診断をしていただきたい。
もし耐震性能が不足していたら、耐震補強工事をしていただきたいです。
今、住んでいる住宅の耐震性を診断したい方は、一般の方でも使える簡易耐震診断フリーソフトが公開されています(2024年12月31日まで)。
厳しめに判定されるようですが、ご自宅をチェックするポイントが分かるので、一度説明の動画をご覧になるだけでも参考になると思います。
弊社では、詳細な耐震診断も可能ですので、お声がけいただければ対応いたします。
『安全』な住まいで『安心』して暮らしましょう。
NHK NEWS WEBの記事はこちらから↓
マイホーム耐震診断(フリーソフト)はこちらから↓